採用情報 松阪興産株式会社

メッセージ

これからの松阪興産 − 更なる挑戦 −
代表取締役社長 中川 祐

きっかけは、目の前の大きな川

本社がある松阪駅周辺から東へ約6㎞車を走らせますと、一級河川である「櫛田川」が見えて参ります。櫛田川下流域にあたる、その河川敷が我社発祥の地であります。

昭和20年代、この櫛田川下流域に店を構えていた「中川酒造」の三男坊であった私の祖父は、毎年猛威を振るう台風により発生する周辺土砂の運搬を、少しの助けになれば、と当時は希少価値であった酒屋のオート三輪を持ち出し、臨時で土木作業を請負ったそうです。その時に閃くものがあったのでしょう。これが松阪興産の出発点です。

松阪興産は何をしている会社か?

私が幼い頃から、社名である「松阪砂利(旧名)」「松阪興産」には馴染みがありましたが、「どんなことしている会社なの?」と聞かれても「砂利屋?よく知らない」と応えるしかありませんでした。

恥ずかしながら2010年9月に入社してから「どんなことしている会社」なのかを知っていきましたが、それは見事に合理的な仕組みが形成されており、知れば知る程「この会社の後継者で良かった」と感動するのでした。社長であった父を初めて尊敬した瞬間です。(笑)

合理的とは?川上から川下

始まりは、目の前の河川敷で採取する「砂・砂利」の販売でした。次に手掛けたのはそれらを原材料とした「生コンクリート」の販売です。次に、道路建設に多く使われる「路盤材」の販売も始めたくなりました。櫛田川上流の山を購入し、採石業も始めました。すると道路には、「アスファルト合材」も必要です、これも造らせて頂きましょう。採石場内に工場を併設して販売を始めました。今度は…どうやら道路建設には、雨水を流す「道路側溝」というコンクリート製品が必要らしい…これも造れます、是非やりましょう。工場を新設して販売を始めました。次は、どうもコンクリート製品を造ると原材料の「鉄筋」費用が多く掛かるな…よし、これも自分達で造ってしまいましょう。そうだ「型枠」も自分達で。

このように自分達で出来ることを見つけて、果敢に挑戦を繰り返した結果、気付けば建設資材複合メーカーとなっておりました。キーワードは「内製化」です。社内では、原材料を担う部門を「川上」部門、それを上手く活用し付加価値を付けていく部門を「川下」部門と呼びます。このように社内で多くを賄える業態の会社は、実は全国探しても珍しいのです。私は、これをとても面白く感じています。

これからの松阪興産は?

「自分達に出来ること」に真摯に向き合い、そして果敢に挑戦し続けている結果、現在は建設分野をはみ出して違った分野でも頑張っています。その一つが「農業」です。こちらを創業当初と照らし合わせて見てみると、まだ「砂利・砂」だけを販売している段階です。ここから付加価値を創造し、もっとたくさんの人に喜んで頂けるようにしていきます。

そうです、更なる挑戦です。更なる挑戦を続け、もっともっと面白い会社にしていくことが現在私の目標です。

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